理事長ブログ

今年最後のクルーズ船をお見送りして!

コロナ禍による中断から、清水港にクルーズ船寄港が2023年3月に復活してから20カ月をすぎようとしています。

静岡TaaSが静岡県タクシー協会清水支部より依頼を受けて昨年の10月から清水港の日の出埠頭にタクシーチャーターの受付を始めました。と言っても最初は長机を一台を借り手のささやかなスタートでした。

税関出口で通訳ボランティアの案内ブースの隣に、右も左もわからず、とりあえず受け付けを置くことから始めましたが、チャーターすべきタクシーが集まらないので、インバウンド客が来てもご案内できず、途方に暮れ、受付をクローズせざるを得ませんでした。一体この先どうなることやらと大いに不安でしたが、それ以来、試行錯誤を重ね、受付専用のオフィスカーなども導入し、37回の受付ブースの出店を行い、延べ859台のタクシーチャーターを行い、延べ貸切時間は1414時間を超え、取扱高も23,257,000円となりました。

また一回の寄港で30回から40回の貸切配車、取扱高も120万を超えるケースが6回ほどありました。もちろんクルーズ船の乗客数、天候、インクルーシブ運賃など船料金の種類によって、利用客数には大きな変動があり、一桁のチャーター数に終わることもありました。

とにもかくにも海外のインバウンド客の皆さんが日本三大美港の清水港と何よりも美しく壮大な富士山を楽しんでくれたことが励みになりました。

今年の寄港は11月27日の「ノルウエイジャン・スピリット」が最後となり、来年の3月2日の初寄港の「ノルウエージャン・スカイ」まで、受付ブースはお休みとなります(一部飛鳥など日本船が寄港しますが)。来年は日の出埠頭に同時に2隻のクルーズ船が着岸可能となり、また寄港する船も110回を超えると聞いています。この一年の経験を反省し、教訓化して、より一層インバウンドの皆さんへの応対をレベルアップして行きたいと思います。

またタクシー協会とも連携して、タクシー乗務員さんの英語などコミュニケーションの問題も含めておもてなし度を高めて行きたいと思います。リピーターが多いと言われるクルーズ船のお客様ですが、何度もあの思い出の清水にまた行きたいと思って頂けるよう、地元の観光関係の方々と共に、新たな、多様なそして魅力的なチャータコースの開発を行っていきます。是非来年もご期待ください

一般社団法人静岡TaaS
代表理事 清野吉光

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